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ヴェルヌの冒険小説を帝国主義の視点から眺めた1冊
作品が書かれた19世紀後半、ヨーロッパ諸国はアフリカやアジアを植民地化した。現地人を文明化してあげる使命があると支配を正当化したのだ。現地人への蔑視ともとれる描写が小説でもよく出てくるが当時はその考えが当たり前でヴェルヌが特別差別的な訳ではないのだ。
巻末の各小説のあらすじもネタバレと言ってもいいくらい詳しかった。
『八十日間世界一周』『十五少年標流記』などで知られるジュール・ヴェルヌの世界。ヒューマニストのヴェルヌが、「文明化の使命」に燃え、植民地の人々に向けた眼差しは。ヴェルヌ小説のテキストと挿絵を手掛りに、国民の心性となった帝国意識の枠組を解く。
ヴェルヌの冒険小説を帝国主義の視点から眺めた1冊
作品が書かれた19世紀後半、ヨーロッパ諸国はアフリカやアジアを植民地化した。現地人を文明化してあげる使命があると支配を正当化したのだ。現地人への蔑視ともとれる描写が小説でもよく出てくるが当時はその考えが当たり前でヴェルヌが特別差別的な訳ではないのだ。
巻末の各小説のあらすじもネタバレと言ってもいいくらい詳しかった。