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この話は子どもを交通事故で亡くした両親の視点から描かれていることも多く読者は惹き付けられてしまう
突然子どもを奪われた両親の絶望、悲しみ、後悔など
克明に記している
読んでいて辛くなることもあった
子どもを奪った男は何もなかったかのように
生きている、しかも、証言を改竄してまで
両親の気持ちは今を生きている私達でも他人事ではない どれほどの悔しさがあったか
だからこそ惹き付けられる
そのために佐方は動く
真実を持って裁かなくてはならないから…
ありがとう
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柚月裕子の『最後の証人』は、法廷を舞台にした重厚なリーガルサスペンスで、正義とは何か、人を裁くとはどういうことかを鋭く問いかける作品です。過去に起きた殺人事件をめぐり、弁護士・佐方貞人が冷静かつ情熱的に真実を追い求めていく姿が印象的で、緻密な調査や法廷での駆け引きに引き込まれます。複雑な人間関係と、心の奥底にある想いが絡み合い、法と感情の狭間で揺れる人間ドラマとしても深く胸に迫る一冊です。



















