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秋山兄弟と同郷の正岡子規。同級生だった弟真之は海軍に、子規は文筆の仕事に。それぞれの道に日清戦争、日露戦争の時代が迫ってくる。
薩長閥のように旧藩の勢力で、というのは良くないだろうが、伊予藩士の子弟同士の真之たちの進路が別れてからも繋がっている様子は微笑ましい。また、病床にあるがゆえに子規が、軍人の真之たちと離れたところにいることで、戦争の中にあってその時代の人を描く物語の奥行きを深めていると思う。


















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