ありがとう
0
島崎藤村の「桜の実の熟する時」の続編。25歳前後の青年たちは社会の現実と我が夢や希望とかの間で苦しむ。
岸本捨吉(島崎藤村)は、友人青木(北村透谷)の自殺の影響もあり、自分もその後を追おうとするところまで追い込まれるが、自分のようなものでも、どうかして生きてみたい、というような意味の言葉を口にするまでに回復する。
樋口一葉がほんの少し登場する。
夏目漱石の小説「門」のように岸本(藤村)は円覚寺に滞在する。



















