ファッションを題材にした少年漫画は珍しいな、というところから興味を持って読んだ作品です。
モデル事務所の社長令嬢でパリコレモデルを目指す藤戸千雪と、そのクラスメイトでファッションデザイナーを志望する都村育人。
二人とも目指す道に関する才能を持ちながらも、千雪は身長に恵まれず父の事務所をクビになり、育人は経済的な事情で夢を諦めようとしていました。
そんな二人が知り合って、お互いに負けていられないと思いながら努力していく姿は見ているこちらが熱くなり、確かにこれは少年漫画だなと感じます。
千雪は育人の作った服を着てオーディションに合格し、父の事務所に復帰します。
その繋がりで育人は、千雪の父からデザイナーの柳田を紹介され、彼の下へデザインを学びに行くことに。
この柳田が中々厄介な性格なのですが、そんな彼に強く当たられてもチャンスを逃すまいと懸命になる育人には、応援したくなる要素満載でした。
1巻の引きがまたものすごく気になるところで…!
1巻を読んだら2巻も読みたくなること間違いなしだと思います。
夢に向かって努力するという王道展開で安心感がある上、話のテンポがよくてすいすいと読み進められるのもおすすめポイントです!