小川糸さんの最新作(2025年1月時点)である
小鳥とリムジンを読んでみました。
性的な被害を受けた女性【小鳥】が主人公の物語です。
小鳥のように
表立ってはちゃんと養育されているように見えていても
虐待を受けているケースってあるあるだと思います。
そういうときに周囲の大人が助けになれるように
正しい知識をその子にわかるように伝えることが
必要になると思うのですが、それがいまはできていない
ケースが多く、被害を受けている子供もヘルプを出しにくくなり、
一人で抱えてしまったり、
大人になってから被害を受けたと認識し、辛くなっているように思いました。
それでも傷ついた心や身体を時間がかかっても
癒すものに出会って、幸せになってほしいと願ってしまいます。
見えない傷を抱えてしまった子供たちや
若者たちにぜひ読んでみてほしい1冊です。