高村友也『純粋哲学の世界――六つの基本問題をめぐる哲学入門』は、哲学の核心にある六つのテーマ――「存在」「知」「心」「言語」「倫理」「美」――を軸に、人間の思考の本質に迫る入門書です。各テーマごとに古典から現代哲学までの主要な議論を整理しながら、哲学の問題意識をわかりやすく提示しています。難解な概念をやさしい言葉で説明しつつも、思索の深みを失わない構成で、哲学を体系的に学びたい人に最適。読後には、自分自身の思考を見つめ直す力が養われる一冊です。
専門用語を用いず平易な日常言語で語られる、哲学に初めて触れる人が一冊目の本として読める入門書。
永井均氏(哲学者)、推薦!
「何であれこれは本物だと言うのは、他は偽物だと言うことになるので避けたいのだが、
それでもこれは本物だと言いたくなる。
どの章も行き着く先は私とまったく違うが、しかしその思考の進め方にはすべて共感できる。
私もそうなのだが高村友也も明らかにネイティヴ哲学者である(本書で言及されている大森荘蔵もそうだが)。
他の学問と違って哲学にはネイティヴからしか学べない何かがあるのだ。」
「純粋哲学」
=他の精神活動との境界が曖昧になってしまうような内容を排除し、哲学のエッセンスだけを抽出して最後に残るもの、
諸科学が専門分化した現代においてもなお哲学固有の領域として残るもの。
心、自我、自由、空間、時間、死といった基本的なテーマを軸に、
他の学問にはない「哲学の固有性」を「内在と超越の揺らぎ」として描き出す、新しい哲学入門書。
・なぜ「赤の感じ」は「痛みの感じ」ではないのか。
・「音を聴く」のは「私」か、それとも「意識」か。
・意志はどうやって発動させたらいいのか。
・宇宙はどこにあるのか。
・なぜ一九四五年より一九一八年のほうが先なのか。
・永遠性は存在するか。
「哲学らしい」問いを考える。
第一章 心は存在するか?
第二章 「私」は存在するか?
第三章 自由は存在するか?
第四章 宇宙は存在するか?
第五章 時間は存在するか?
第六章 死は存在するか?
第七章 哲学は存在するか?
さいごに なぜ哲学が必要なのか?
付録 私と哲学
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