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タイトルと帯の文言がキャッチーで、人気が出るのも頷けます。日本の近代の読書と労働の関わりと変遷がわかりやすく述べられています。半身で働ける社会を目指すのは大賛成ですが、何をどうしようが読む人は読むし、読まない人は読まないかと。本に携わる人間としては、むしろ自分が本当に読みたいものを探すことが困難なのではないかと思っています。読書云々ではなくても心に余裕を持てるようになることが求められているのでしょう。
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世界でいちばん透きとおった物語』の続編にあたる。あのね、言い方悪いけどこっちのほうが面白い。ただし、一巻(とナンバリングされてないけど)がないと成り立たないかもしれない。彼は多分、誰かの思いのために筆を執る人種なのだと思う。それが彼自身の「孤独」との折り合いの付け方なのか、それとも血が疼くのか、その辺はわからんけど、多分そうだと思う。彼は多分今後も誰かのために、敏腕編集者の知恵を借りつつ、誰も傷付かず、誰も予想しなかったその一閃を紡ぐような、そんな作家になるんじゃないかな。Hcjcjfj