イーサン・ロング/代田亜香子著『ぼくのはじまったばかりの人生の たぶんわすれない日々』は、若者の繊細な感情や成長の瞬間をやさしく描いた心温まる一冊です。日常の些細な出来事や出会いの中で感じる喜びや葛藤を、丁寧な文章とイラストで表現しており、読む人の心にそっと寄り添います。タイトル通り、人生の“はじまり”の不安と希望、忘れられない日々の輝きを感じさせてくれる作品で、静かに心を揺さぶられる読書体験が味わえます。
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発売日: 2024年11月06日
発行元: 鈴木出版
ぼくベニー、10歳。ぼくの人生が最近ガタガタとくずれはじめた。両親が離婚して母さんは出ていった。ぼくと兄さんと妹は父さんと暮らしている。そんなとき父さんに病気が見つかった。ぼくは不安で、よく眠れなくて、怒ると自分ではもう止められない。ぼくのはじまったばかりの人生、どうなっちゃうんだろう。
親友とすごす楽しい時間もあり、とんでもなく退屈な時間もあり、純粋な喜びもある、10歳の男子ベニーのありのままの日常がつづられます。作者イーサン・ロングの体験にもとづいた物語です。
そこそこ幸せに生きていた主人公ベニーに、キツいできごとがふりかかってきます。両親の離婚、父さんの病気、アンガーマネージメントのためのカウンセリング……。軽くはないテーマが扱われますが、ほぼ全ページに添えられた作者自身が描くユーモラスなイラストの助けにより、ベニーに共感しながら読み進めることができます。物語を通して、「ひとりじゃないよ。助けを求めることがだいじだよ」という作者からのあたたかいメッセージがダイレクトに伝わります。
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