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猫は嬉しいことしか覚えていない、という獣医師の言葉から始まるこの本は、まるで猫になったかのような視点で、様々な出来事を疑似体験できます。
例えば、梅干しを食べてしまった時の苦い記憶よりも、その後に転がして遊んだ記憶の方が強く残っているというエピソードは、猫の無邪気さと可愛らしさを際立たせていました。
イラストもユーモラスで、文章の世界観をさらに豊かにしてくれています。
猫の表情や仕草が生き生きと描かれており、思わずクスッと笑ってしまう場面がたくさんあります。
この本を読むと、猫との暮らしの喜びや、動物との触れ合いがもたらす心の癒しを追体験できます。
猫好きな人、動物全般が好きな人におすすめします。