平藤喜久子の『宗教のきほん 人間にとって神話とは何か』は、宗教や神話の基本的な概念をわかりやすく解説し、人間と神話の関わりを考察する入門書である。著者は、神話を単なる昔話や物語としてではなく、人間の生き方や価値観、社会規範に深く関わる文化的装置として捉えている点が特徴的である。読後には、神話や宗教が人間の思考や行動にどのように影響を与えてきたかを理解でき、現代の私たちにとっても意義ある教訓や洞察を得られる一冊である。
それは、世界のあらゆる謎をひらく物語ーー
小説・映画・ゲームなどのモチーフとして親しまれている「神話」。それは元々、「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」という普遍的な問いに、世界各地の民族や文化がさまざまな物語を紡ぐことで答えてきたものだった。
なぜ男女ペアの神から世界が作られるのか? どうして「死者の国へ亡き妻を訪ねる」神話が、日本・ヨーロッパ・南太平洋のいずれでも見られるのか?--世界各地に伝えられた神話を、大胆かつ丁寧に比較し、歴史学・人類学・心理学など現代的な知見も加えて読み解き、この壮大なスケールの人間文化の本質と魅力に迫る。
明快な語り口に、コラムや写真・図版も充実。「読んで、識る」楽しさに満ちた神話入門。
【目次】
はじめに
序章 神話を知るために
第1章 神について考える
第2章 神話が伝えていること
第3章 神話と歴史はどう関わるのか
第4章 神話から何が学べるのか
おわりに
はじめに
序章 神話を知るために
第1章 神について考える
第2章 神話が伝えていること
第3章 神話と歴史はどう関わるのか
第4章 神話から何が学べるのか
おわりに
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