浅野幸治『ベジタリアン哲学者の死生学入門』は、「いのち」と「倫理」をめぐる根源的な問いを、食と生の関係から考察する哲学的エッセイです。ベジタリアニズムを単なる食の選択としてではなく、「他者のいのちをどう扱うか」「生きるとは何か」という死生観の問題として捉え直しています。動物倫理や生命倫理、環境問題にも通じる視点が多く、現代社会における「生き方」や「共生」の意味を深く問う内容です。日常の食卓から哲学を始めたい人にもおすすめの一冊です。
若者のための新しい死生学(タナトロジー)入門
安楽死,尊厳死,脳死,ホスピス,そして動物の死ーー。「死」が見えにくく,複雑になった現代の,新しい死生学(タナトロジー)入門。好評〈ベジタリアン哲学者〉シリーズ第2弾!
私たちは悩みながら考えながら生きてゆくのです。とは言うものの,悩むことが人生の目的ではありませんし,人生が悩んで終わりというのでもありません。悩み考えるのは,よい人生を送るためです。現実によい人生を送れるように,これから死と生について一緒に考えていきましょう。(本文より)
●著者紹介
浅野幸治(あさの・こうじ)
1961年 兵庫県に生まれる。
1984年 東北大学文学部卒業。
1989年 東北大学大学院文学研究科哲学専攻博士前期課程修了。
1997年 テキサス大学オースチン校大学院哲学科博士課程修了。
現在 豊田工業大学特任准教授。哲学博士(テキサス大学オースチン校)。専攻/哲学・倫理学。
著書 『ベジタリアン哲学者の動物倫理入門』(ナカニシヤ出版,2021 年),『薬学生のための医療倫理 新版』〔共著〕(丸善出版,2021年),『因果・動物・所有──一ノ瀬哲学をめぐる対話』〔共著〕(武蔵野大学出版会,2020年),『いまを生きるための倫理学』〔共著〕(丸善出版,2019年),H・スタイナー『権利論──レフト・リバタリアニズム宣言』〔翻訳〕(新教出版社,2016年),他。
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