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『怖い絵の中のモノ語り』は、中野京子が絵画の中の物や小道具に焦点を当て、それらが語る「怖さ」の秘密を解説した一冊です。画面に描かれた一見何気ない小物や風景が、実は画家の意図や恐怖表現、社会背景と密接に結びついていることを丁寧に示しており、絵画鑑賞の視点がぐっと広がります。美術史や心理学的な解釈も交えつつ、読みやすくまとめられており、絵の新たな魅力と恐怖を楽しめる作品です。