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『正義論』ジョン・ロールズ著(川本隆史・福間聡・神島裕子訳)は、現代政治哲学の金字塔とされる名著で、「正義」を社会制度の基本原理として論理的に構築した一冊です。ロールズは、公正としての正義の原理、平等な自由、格差の許容条件などを理論的に提示し、社会契約の思考実験を通して公正な社会の在り方を探ります。抽象的ながら体系的で、倫理学・政治哲学・社会理論を学ぶうえで必読の書であり、現代社会の諸問題を考える視点を深めてくれる一冊です。