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『法の支配と対話の哲学 ― プラトン対話篇『法律』の研究』は、丸橋裕氏による、プラトンの対話篇『法律』を哲学的視点で詳細に分析した学術書である。本書では、法の正当性や統治の原理、共同体における道徳・教育の役割など、『法律』が描く国家と市民の関係を丁寧に論じている。対話篇の思想を現代的に読み解き、法と倫理、政治哲学の結びつきを考察する内容となっており、古典哲学と現代社会の問題意識を結びつけて理解したい読者に有益な一冊である。