ありがとう
0
加門七海の最高傑作。東京某区の蔵から発見された幽霊画と手記のしみじみした情感がいい。ただし虫嫌いにはおすすめできない。
理性的に検証しようと心がける一方で、怪異に魅入られていく主人公の変化が怖かった。高橋さんが良キャラ。
怪談作家の鹿角南は、従妹の嫁ぎ先、菊池家の古い土蔵で見つかった『目嚢』という古文書を預かる。そこに記された怪談に興味をひかれ、菊池家の歴史を調べようとする南だが、まるで誰かが邪魔するように、指が切れ、虫が湧き、一人暮らしの部屋に異変が起こり始める。迫りくる怪異は、止まることなく続いていく…。名手が描く、背筋が凍る傑作長編ホラー小説。
加門七海の最高傑作。東京某区の蔵から発見された幽霊画と手記のしみじみした情感がいい。ただし虫嫌いにはおすすめできない。
理性的に検証しようと心がける一方で、怪異に魅入られていく主人公の変化が怖かった。高橋さんが良キャラ。