神通力や「神さま」という国家資格がある世界での物語。
主人公のナギは神社の娘で、神通力は持っていないと言われていました。
ところが、神隠しに遭ったと噂されていた子供を助けることで、
ツクヨミという名の神さまに何かを見出され、「神さま学校」に入学することになるのです。
1巻の時点では、ナギがどういう種類の力を持っているのかまだ不明なのですが、
その片鱗はちらほらと見えてきているので、どういう展開になるのか楽しみなところです。
それから、ナギは編入生で神さま関係のことを一切学んでおらず、筆記の成績は芳しくありません。
実技も言わずもがななので、タイトルの通り落ちこぼれというカテゴリーに分類されてしまうのですが、
ナギの人柄もあってか、基本的にはみんな優しい人で安心感があります。
特に同室のモナカは、最初にいじめっ子かな?と思ったことを恥じるほど良い子。
辛辣なことを言いつつも、見捨てずに助けてくれるお姉さんキャラという感じです。
後半に登場したトータという男子は、少し嫌味っぽくて癖がありそうですが…?
今後、伏線が回収されたり恋愛要素が増えたりするのかと思うとワクワクする作品です。