『ネーミング全史 商品名が主役に躍り出た』を読み、商品名が単なる記号ではなく、時代や文化を映す鏡であることを深く感じました。
本書は、古代の護符としての名付けから現代のブランド戦略まで、ネーミングの歴史を壮大なスケールで辿っています。
特に興味深かったのは、商品の価値を決定づける存在として、いかにネーミングが進化してきたかという点です。
著者の洞察力と豊富な事例によって、普段何気なく目にしている商品名一つひとつに、作り手の深い意図や時代背景が凝縮されていることを再認識できました。
ネーミングの奥深さと、それが消費者の心に与える影響の大きさを学ぶことができ、大変有意義な読書でした。