『薬屋のひとりごと』にはコミカライズ作品が2種類あり、その内の1つです。
表紙に描かれている主人公の猫猫が美麗で目を惹きます。
本編もシンプルで綺麗なイラストから構成されているので、ストレスなく読み進められました。
特に華やかに着飾った女性陣のイラストが素敵でテンション上がります。
主人公の猫猫は誘拐されて後宮の下女に売り飛ばされた薬師。
薬関連の知識や読み書きの能力については隠していたものの、
正義感から起こした行動によってそれがバレてしまい、色々な事件に巻き込まれていくという内容です。
原作小説に比べるとストーリー自体もシンプルになっていて、ミステリー感が薄れているように感じましたが、
要点はしっかり押さえられているので、これはこれで良いと思います。
1巻はまだまだ序盤なので、今後の展開が楽しみです。
今までサンデー版を愛読させていただいていたのですが、ガンガンコミック版も気になって購入しました。
作画担当のねこクラゲ先生の絵が美麗で、全キャラクターがすごい可愛いんです!
特に壬氏様が必見です!
サンデー版比べると、キャラクターの表情が豊かで笑える演出が多い雰囲気を楽しむことができます。
主人公は、薬草を採取しに行った先で誘拐され後宮の下女として売られた花街の薬屋の娘・猫猫(マオマオ)。
面倒事に巻き込まれたくないという理由で文字の読み書きができることを隠していましたが、”呪い”の事件を機に暇人らしい美貌の宦官・壬氏に目をつけられてしまいます。
持ち前の知識と賢さを買われ、貴妃である玉葉妃の毒見役になった猫猫ですが、後宮で起こる摩訶不思議な出来事を次々と解決していきます。
理化学を用いた謎だけでなく、キャラクター1人1人の繊細な心理描写や美しい言葉選びも必見です。
絵柄もさることながら、読み終わった後も心地よい余韻が心に残ります。
基礎的な理科の授業で出てくる知識や古くから伝わって来た薬や毒物はもちろん、物語の続きがとにかく気になること間違いなしです!
美しい壬氏の粘着質ぶりとクールな猫猫の反応の塩梅も最高です。
コメディも多いので、クスリと笑いながら楽しめるでしょう。
壮大な世界観と壬氏&猫猫のコンビのこれからを一緒に垣間見てみませんか?