前世の記憶がある転生ものです。
私はこういったライト小説は、あまり読んでいなかったのですが、
- 中華ファンタジー
- 前世が看護師
という内容に惹かれました!
転生した主人公の気性はすっかり転生後の年齢(16)です。
転生前の知識を活かすのは、大好きだった華龍ファンタジー話と中国旅行、それから看護知識と日本の習慣といった感じです。
そんな主人公の転生後のお仕事はーー掃除。
髪を頭巾でまとめ、バンダナまがいのマスクをした主人公が、現代の医療技術で人を助けながら仕事をこなします。
掃除ではなく、医官に行かないのかと言われ、実際に作中では医官との関係も良好なのですが、本人はその気がありません。
あくまで主人公は、
「医療仕事はもうたくさん、後宮ウォッチングを楽しむの!」
というスタンスです。
消毒薬まで手作りしてしまうので、周りからはますます変人として見られます。
また、この作品の見どころとして「後宮の人間関係」があります。
人生経験を積んだはずの主人公ですが、転生しても人間関係のもめごとは厄介です。
後宮は特に地位やプライドが加わって、華やかに醜い……
今作は短編4話で軽く進みますが、全体的に謎がありました。
暴走する主人公の行く先が、目の離せない物語です。