現代社会における「評価」の重要性について深く考えさせられました。評価を通じて人と社会をつなげる方法論は非常に新鮮で、社会的孤立や分断が進む中で、どうしたらもっと人々が支え合えるのかを考えさせられます。評価を単なる数値や結果として捉えるのではなく、人々の価値や尊厳を尊重する視点が印象的でした。社会全体で共感と理解を深めるために、どんな評価基準を設けるべきかを学ぶことができ、今後の社会作りにとても役立つ一冊だと思います。
ナラティブがつくり出す、教育評価の新たな境地へ!
日本の生産年齢人口の低下および外国人児童の増加に伴い、外国人の日本社会へのシームレスな接続が喫緊の課題になっている。日本語教育は、教室内の言語学習を越え、社会参加のための教育もふまえた新たな時代に突入しつつある。その評価基準も、ペーパーテストで測られる数値化されたものだけでなく、新たな改革が必要だー。「ナラティブ評価」という新たな基準を提唱し、日本語教育のさらなる奥行きと広がり、さらに教育学との架橋と拡張を捉えた評価理論と実践の書!
序章 なぜ、今、教育評価なのか。それを日本語教育で語るのか (南浦涼介)
第1部 理論編ー人と社会をつなぐナラティブ評価
第1章 教育評価研究の系譜と「評価」概念の問い直し (石井英真)
第2章 日本語教育における評価研究の系譜(南浦涼介・三代純平・石井英真・中川祐治・佐藤慎司)
第3章 人と社会をつなぐ評価ーナラティブ評価の可能性(三代純平・南浦涼介・佐藤慎司・中川祐治・石井英真)
第2部 実践史編ー実践史の中のナラティブ評価
第4章 善元幸夫の実践からナラティブ評価を発見する (南浦涼介)
第5章 総合活動型日本語教育における評価再考 (三代純平)
第3部 実践編ー社会とつなぐ実践とナラティブ評価
第6章 出会いと学びのデザイン (三代純平・米徳信一・神吉宇一)
第7章 「生活者としての外国人」と地域をつなぐ実践 (中川祐治)
第8章 声と姿でつなぐ子どもたちと学校・地域ー基町小学校の学校づくり(南浦涼介・二宮孝司)
第9章 多様な言語観・言語学習観を考える (佐藤慎司・嶋津百代)
あとがき (三代純平)
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