『絶望を希望に変える経済学 社会の重大問題をどう解決するか』アビジット・V・バナジー/エステル・デュフロ著(村井章子訳)は、経済学の視点から貧困や教育、医療など社会の深刻な課題に対して、科学的・実証的に解決策を探る一冊です。著者たちは、現場での実験やデータに基づいたアプローチを紹介し、理論だけでなく実践に根ざした問題解決の重要性を示しています。読後は、社会の絶望的な状況でも、合理的かつ効果的な行動によって希望を生み出すことが可能であると実感でき、政策や個人の行動の意義を深く考えさせられる内容でした。
日本経済新聞「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10」 第1位!
人間らしく生きられる世界をつくるために経済学には何ができるか。
ノーベル経済学賞受賞者が答える。
NHK、日経新聞、朝日新聞、毎日新聞、共同通信、週刊エコノミスト誌で紹介された話題の本
ビル・ゲイツが「読むべき5冊」に選出!
「バナジーとデュフロは昨年ノーベル経済学賞を受賞した、いま一番頭がいい経済学者たちで、経済学を一般の人にも理解できるようにすることにも長けている。この新著では、不平等と政治の二分化を、アメリカのような富裕国における議論から解説している」
柳川範之氏(東京大学大学院教授)推薦!
「世界経済が戦後最大ともいえる困難に直面している今、
なんとタイムリーな本の出版だろうか。」
「不安で不安定な時代」
に経済学には何ができるか。
●人間が望む幸福とは何か。
●生活困難に陥った人々を政府はどう救済すべきか。
●社会の格差をどう克服すべきか。
ノーベル経済学賞受賞者が答える。
* * *
いま、あらゆる国で、議論の膠着化が見られる。多くの政治指導者がひたすら怒りを煽り、不信感を蔓延させ、二極化を深刻化させている。対立する人々は、話し合いをすることもままならなくなっている。ますます建設的な行動を起こせなくなり、課題が放置されるという悪循環が起きている。
* * *
社会全体を覆う「危機」において、経済学と社会政策は重要な役回りを演じている。
●市場から見捨てられた人々を社会はどう救うか。
●成長を回復するために何ができるか。
●急拡大する不平等に打つ手はあるか。
●貿易は不平等にどのような影響をもたらすのか。
●貿易の未来はどうなるのか。
●移民問題にはどう取り組むのか。
●新技術にどう対応するのか。
* * *
だが、「経済学者」への世間の信用度は、「政治家」に次いで二番目に低い。どうしたら「まともで良い経済学」の最新の知見を、もっと一般の方々に活用してもらえるようになるのだろうか。
よりよい世界にするために、経済学にできることを真っ正面から問いかける、希望の書。
序文
第1章 経済学が信頼を取り戻すために
第2章 鮫の口から逃げて
第3章 自由貿易はいいことか?
第4章 好きなもの・欲しいもの・必要なもの
第5章 成長の終焉?
第6章 気温が二度上がったら…
第7章 不平等はなぜ拡大したか
第8章 政府には何ができるか
第9章 救済と尊厳のはざまで
結論 よい経済学と悪い経済学
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