テレビアニメをきっかけに、興味を惹かれて購入。
映画化もされ、主人公のかぐや演じる橋本環奈さんも可愛いです。
読んでみるとラブコメよりもコメディに重きを置かれているかな? と感じました。
天才故なのか、プライドが高すぎて素直になれない様子がとにかく笑えます。
好きなら何故告白しないの? と思いますが、告白=負けの認識なので、いかに相手に告白をさせるかの駆け引きがすごいすごい。
賢いのに思考回路も面白くて、お腹が痛くなるくらい笑えます。
でも、告白されたいという気持ちを思うと、それだけ相手が大好きなんだなぁと感じます。まさに青春です。
完璧な天才肌のかぐやと比べて、努力の天才タイプの白金も大変面白いキャラクターです。勉強は出来るのに、変に容量が悪く出来ない事はとことん出来ない姿に笑ってしまいます。
どうしても答えられないクイズの話は必見です。
さらに料理上手なようで持参するお弁当の可愛らしいこと!
タコさんウインナーをどうしても食べたいくせに、なかなか素直になれないかぐやには笑ってしまいます。
そんなかぐやですが、何の不自由もない生活かと思いきや、やはり生粋なお嬢様らしい窮屈な生活をしているのだなと感じるでしょう。
会計の藤原も天然ですが、たまに恐ろしいと思えるキャラクターです。一癖も二癖もあります。
お互いに想い合っているのに素直になれないかぐやと白金。
果たして、お互いの想いを知る時は来るのでしょうか?
富豪良家の子息が集う名門校を舞台に、生徒会長・白銀と副会長・かぐやの、どちらが先に告白させるかの頭脳戦を描いたラブコメディ。
テンション高くて一気読み!白銀もかぐやも天才設定だが(白銀は努力型の秀才か)いわゆる「勉強ができる馬鹿」の典型ともいおうか、互いに「相手は俺にぞっこん惚れてるはず!」という激しい思い込みと、「恋愛は惚れたほうが負け!ならば絶対に告白は相手からさせるべし!」という意地の張り合いが、少女漫画・心理テスト・気象予報など、さまざまなアイテムと絡めて展開される。
日本屈指の財閥のご令嬢で、なんでもこなす天才肌のくせに恋愛にはポンコツなかぐやと、そんなかぐやに惚れこんでるが素直になれない白銀をはじめ、生徒会の面々もキャラが立ちまくり。
はては1コマにちらっと登場したモブキャラが後々スピンオフで主役を張ったり、出番を多くゲットして準レギュラーにのしあがったりと、あちこちにこまごま散りばめられたネタの回収っぷりが凄まじい(真妃やマスメディア部のコンビは後付けっぽいいけど)
かぐやや白銀はもちろん、天然巨乳アホの子の藤原書記や陰キャラだが正義感が強い石上会計など、癖とアクは強いが基本的に悪人がでてこないし、すごくいい子たちなので好感が持てる。
石上が停学になった原因のエピソードは読んでいて胸が痛くなるが、誤解が晴れてみんな幸せ大団円の勧善懲悪ではなく、「わかる人はわかってくれる」「見てくれている人はちゃんといる」と、メッセージを伝えるスタンスがよかった。
後の巻の話になるが、早坂の自由帳に鋏を入れるのを渋るかぐやや、文化祭のノートにイラスト入りでメモ書きするミコ、「かぐやが一緒じゃなきゃショッピングに意味がない」と豪語する藤原書記、そしてかぐやがガラケーを壊した時の至れり尽くせりのフォローなど、身近に転がる共感を呼ぶエピソードの抽出が本当に上手くて、「ああ、本当にええ子たちや……」とじーんとなる。
白銀の妹・圭の誕生日プレゼントの話が「そうくるかー!」となるのも嬉しい驚き。
ツイッターやLINEなど、すっかり時代に定着したSNSが頻繁に登場するので、その上でも感情移入しやすいかもしれない。
序盤はかぐや&白銀のすれ違いから回る恋の鞘当てがメインだが、のちに裏主人公の石上や生徒会新メンバーのミコなど脇キャラにもスポットライトがあたり、複数の恋愛が同時に進行する学園群像劇の様相を呈してくる。
初期はちょっと頭身がアンバランスだったり絵が粗いけど、それを忘れてのめりこませる勢いとキャラの魅力が光る。
面白い学園ラブコメをお探しならぜひ。















![ロードス島戦記 炎の魔神 [マーケットプレイス コミックセット]の表紙画像](https://m.media-amazon.com/images/I/41DU4A22UHL._SL500_.jpg)