ありがとう
0
本書は、直江兼続という人物を、単なる武将ではなく、上杉家の家訓を深く理解し、実践しようとした人物として描くことで、彼の魅力を再発見できた作品でした。
家訓十六箇条は、単なる規範ではなく、上杉家の精神の根幹をなすものでした。
兼続は、この家訓を深く理解し、自らの行動の指針としただけでなく、家臣たちにもその精神を浸透させようとしました。
彼の熱意は、家臣たちの士気を高め、上杉家を結束させることに大きく貢献したのではないでしょうか。
この小説を通して、兼続がいかに上杉家を支え、その発展に貢献したのか、その原動力がどこにあったのかを深く理解することができました。
歴史の教科書で学んだ人物像とはまた違った、人間味あふれる兼続の姿が感動的です。
この作品は、歴史に興味のある人だけでなく、リーダーシップや組織論に興味のある方にもおすすめです。