奈良敏行さんが自身の書店での経験を通じて、書店という空間に潜む深い意味や人間ドラマを描いた一冊です。定有堂書店という場所を舞台に、そこで交わされるさまざまなエピソードや、書店員としての視点から見た「本」の持つ力に触れることができます。本屋という空間が、ただ本を売る場所ではなく、人々の思いが交差する場であることに気づかされ、どこか温かい気持ちになると同時に、本に対する愛情がさらに深まりました。
定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。
NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎さん推薦!
本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。(…)時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。
市場の古本屋ウララ・宇田智子さん推薦!
名店の店主の人生の本200点超を一挙掲載。本から誘われた思索の軌跡。
定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。オブジェが吊られた定有堂の店内を思い出しながら本書を読み、奈良さんのことばを受け継いで実践を続けようという決心が、青空のようにひらけた。
NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎
本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。本を並べ、ミニコミを出し、読書会をして、対話と思索を続けた。時流に遅れながら外界につながり、終わりはまた始まりになった。時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。
市場の古本屋ウララ・宇田智子
本を読むことの先に、本の中のような人生は扉を開いていなかった。とすると本そのものを目的として生きるしかない。本を読むのでもない書くのでもない、本を売るという人生がそこにあった。読むことや書くことは、あまりに一つの人格のもとに緊縛性が強く行き止まりだった。本を売るという人格が、解けなかった人生の問いを一挙に明快なものにしてくれた。(本書「本屋を生きる」より)
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