アイルランドの自然や文化、食事、ルーツなど様々なことを写真と共に語られているエッセイです。
景色がキレイな場所やいろいろな花も多く見られるということですし、海岸にアザラシが来るのは素敵だなと思いました。アメリカやイギリスなどに比べると、あまりイメージがない国だと思うので読んでみると面白いですよ。
ヨーロッパの北西、イギリスの西に位置するアイルランド。高緯度にありながら暖流の影響で一年中大地が緑に覆われており、その大地の色は「Forty Shades of Green(40色のグリーン)」といわれます。それゆえ「エメラルドの島」とも呼ばれ、ナショナル・カラーはもちろん緑です。
そんな「緑の島」には古くからケルト人が住み、万物に神が宿る精霊信仰に基づくケルトの文化が花開きました。神話、音楽、絵画、建築、言語……今も島に残る独自の文化は、この島の自然の美しさもあいまって、世界中の人を魅了しています。
本書では、ケルト暦に則って1年を「インボルク」「ベルティナ」「ルーナサ」「サウィン」と4つに分け、緑の島の季節の移ろいと、そこに暮らす人たちの日々の営みの風景を綴りました。211のトピックを通して、アイルランドの自然と動植物、ケルトの行事や風習などを存分に堪能していただけます。
また、実はアイルランドが発祥であるウイスキーやハロウィーンをはじめ、タイタニック号や小泉八雲、ギネスビール、音楽、文学などのアイルランドゆかりのいろいろについても季節の合間にたっぷりとご紹介。
ページをめくるごとに、ケルトとアイルランドの文化にとっぷり浸って、緑の島を旅しているような気分になれる一冊です。
はじめに
【Imbolc インボルク 2月1日〜4月30日】
no.001 早春を告げるスノードロップス/no.002 インボルクと子羊の誕生/no.003 古代のスーパーウーマン!/no.004 春のお守り、ブリジッドの十字架/no.005 聖バレンタインに愛の祈りを/no.006 ストーリーテリングの国のあいさつ/no.007 ラグビー観戦で心ひとつに、ほか
【Bealtaine ベルティナ 5月1日〜7月31日】
no.048 セイヨウシャクナゲの楽園へ/no.049 ブラックバードは真夜中に歌う/no.050 緑の大地から生まれる黄金のバター/no.051 森の魔法がよみがえる時/no.052 ルバーブは短い旬にくり返し味わう/no.053 ケルト神話の英雄クー・フーリン/no.054 郵便ポストもグリーンなんです!、ほか
【Lughnasa ルーナサ 8月1日〜10月30日】
178no.107 ヤギの王様が主役の最古の祭り パック・フェア/no.108 伝統音楽が街にあふれかえる時/no.109 今年の「ローズ」の栄冠は誰に?/no.110 沈黙のマリア様が出現した聖地/no.111 巨人の食卓?恋人たちのベッド?/no.112 人生の波乗りもフレンドリーに/no.113 港町のパブに伝わる日本刀の話、ほか
【Samhain サウィン 10月31日〜1月31日】
no.161 ハロウィーンはケルトの年越し祭/no.162 カボチャではなくカブだったんです/no.163 指輪かコインが出ますように!/no.164 トリックオアトリートは逆輸入?/no.165 子だくさんから少子化、多国籍化へ/no.166 マイホーム志向は歴史への逆襲?/no.167 たくましく生きる日本出身のシーカ、ほか
INDEX
アイルランドの自然や文化、食事、ルーツなど様々なことを写真と共に語られているエッセイです。
景色がキレイな場所やいろいろな花も多く見られるということですし、海岸にアザラシが来るのは素敵だなと思いました。アメリカやイギリスなどに比べると、あまりイメージがない国だと思うので読んでみると面白いですよ。