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この作品は由利麟太郎シリーズの一つで、戦後初の長編作品です。本作は怪奇色がほとんど見られず、スマートなストーリーテリングと謎解きの妙味で勝負しています。坂口安吾は横溝を世界のベストファイブ級の才能と絶賛し、この作品を筆頭に挙げていました。由利麟太郎の出番が消えていく時期の作品でもあり、やがて金田一作品にその座を譲ります。
この作品は由利麟太郎シリーズの一つで、戦後初の長編作品です。本作は怪奇色がほとんど見られず、スマートなストーリーテリングと謎解きの妙味で勝負しています。坂口安吾は横溝を世界のベストファイブ級の才能と絶賛し、この作品を筆頭に挙げていました。由利麟太郎の出番が消えていく時期の作品でもあり、やがて金田一作品にその座を譲ります。