読んでよかった、お守りにしたい言葉集。友達と読んでたけど悩みが軽くなったそう。読む前じゃ全く予想できなかった
私はここまで考えることは出来ないな。ヨシタケさんの才能だと思う。だからって私の考えが浅いことが特に不安にならない。考え方が違う友達と河原で話してる気分。最高の友
絵本作家であるヨシタケシンスケさんのスケッチ解説エッセイです。
ヨシタケさんは日頃からちょっとした考えをこまめにスケッチしているそうで、
そのスケッチを描いた時に一体なにを考えていたのか? というのをスケッチと共にまとめたエッセイということです。
ヨシタケさんのゆるっとした可愛い絵柄が好きなので、手に取ってみました。
全3章で構成されていて、私が特に好きなのは「父だから考えちゃう」という第2章です。
ここでは子育て中に気付いたことが中心にまとめられています。
やっぱり、子どもならではの視点や発想、発言が面白いです。
それにハッとさせられたというヨシタケさんの言葉には、こちらもハッとさせられます。
「ラーメン屋さんでアメをもらった子のうれしそうな顔」の話も象徴的だなあと思います。
アメ1個で心から喜べる子ども心はどこにいっちゃったんだろう、と大人の私は考えちゃうわけですね。
また、第3章「ねむくなるまで考えちゃう」の「ボクはあやつり人形」という話。
ヨシタケさんのパーソナリティがよく表れていると思います。
「選択肢は狭ければ狭いほど、こちらとしては幅が広げられるんです」
という一文、私はわかるわかると頷いてしまうタイプですが、皆さんはどうでしょう。
ヨシタケさんの考えをちょっぴり覗かせてもらって、「あわよくば、生きるヒントに」してみませんか?