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源頼朝の伝記だが、その範囲は頼朝旗揚げ後ではなく、少年時代から旗揚げまでの人間頼朝にとって最も重要な期間だ。
頼朝は生来英雄の気性を備えていて、石にたとえれば大盤石であったが、その大盤石は外的な要因、頼朝には気の毒に過ぎる大きな力が一度ならず作用して、ついに動き出したのだった。
弟義経等に対して、一見冷酷な処置を下したことで嫌われがちな頼朝だが、それは偏見で、実は優しい、器の大きな人物であることが理解できる。
現代を生きる私たちにおいてさえも、頼朝から学べる点が多いことを気づかせてくれる。












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