テレビドラマや劇場版が話題になった人気作です。
一時期はあまりの人気に、図書館での予約待ちが1000人を超えたというエピソードも残っています。
なぜこの作品がそこまで人気になったのかというと、『わかりやすいおもしろさ』が最大の理由でしょう。
主人公である宝生麗子は超絶お金持ちのお嬢様ながら、新米刑事として働いています。
そんな麗子が解けなかった難事件を解決するのが、執事である影山のお仕事。
影山は『お嬢様はアホでいらっしゃいますか?』に代表される毒舌が魅力的な、イケメンの執事です。
そんな二人がコントのような会話を繰り広げながら事件を解決する――それがこの作品の大筋となっています。
これを見ただけでも、とても漫画的でわかりやすい設定ですよね。
漫画的な設定の キャラクター = 読者 が頭の中で想像しやすい = わかりやすくておもしろい、と繋がるわけです。
そこへさらに中村佑介氏の美麗なイラストが加わることで、よりキャラクターをイメージしやすくなっています。
「コナンや金田一少年は見たことあるけれど、ミステリー小説って難しそう」
そんな風に考えているミステリー小説初心者の方にこそオススメしたい作品です。
漫画のようにわかりやすくて、おもしろい作品を求めている方。
ミステリー小説入門編として、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?