レオナルドを中心とする中世後期から近世に至る西洋の美術家たちが、どのように東洋や東方に関心を持ちいかにその作品に活用していったかを、共通の自然観や審美眼を手がかりに考察。風景・肖像・静物という近代絵画における主要ジャンルで、またレオナルドの影響下にあった画家たちを採り上げ、それらの作品の東洋的性格や、東方や古典古代からの着想や影響、文化交流の多様さを明らかにする。
第1章 東西の自然観と審美眼
第2章 風景・肖像・静物
1.東西絵画にみられる狩猟表現
2.東西風景画における古代の伝統
3.レオナルド・ダ・ヴィンチの背景風景ーー水墨画との関連について
4.東西の肖像画にみられる「心の動き」について
5.絵画にみられる楽器描写ーー東西の比較を中心に
第3章 文化交流と美術
1.素描にみられる東西文化交流
2.ラファエッロの素描ー古典古代の起源と東方
3.レオナルド・ダ・ヴィンチと東方(1)--《聖ヒエロニムス》をめぐって
4.ルネサンス絵画と中国陶磁器(1)(2)
5.レオナルド・ダ・ヴィンチと東方(2)--《岩窟の聖母》をめぐって
6.再考・レオナルド・ダ・ヴィンチと東方
7.レオナルド・ダ・ヴィンチと古典古代ーー東方との関連について
8.レオナルド・ダ・ヴィンチの素描様式と東方ーー初期作品と《レダと白鳥》をめぐって
おわりにーー「東洋」と「東方」
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