忍丸『死神姫の白い結婚 解けない運命の赤い糸』は、ファンタジー要素とロマンスが融合した物語で、運命に翻弄される主人公の切なくも美しい恋を描いています。死神姫という特殊な立場を持つヒロインが、解けない運命の赤い糸に導かれながらも、自らの意思で愛と運命に向き合う姿が印象的です。幻想的な世界観と恋愛の葛藤、甘くも切ない心理描写が巧みに組み合わさっており、ファンタジーラブロマンスの読者に楽しめる一冊です。
異形を狩ることを生業とする、祓い屋の名家の娘・神崎雛乃。
その異能の強さ故、近付くものの生命力を吸い取ってしまう彼女は
「死神姫」と呼ばれ、周囲に疎まれて孤独に生きてきた。
普通の幸せなんて夢のまた夢なのだと諦めていた雛乃のもとに、
ある日、敵対する一族の元当主・龍ヶ峰雪嗣との結婚話が降って湧く。
盟約に則り嫁ぐことになるものの、
婚姻はあくまで形式上のもの、白い結婚と考えていた雛乃。
しかし異能により「不老不死」の身体を持つ雪嗣は、
雛乃のそばにいることができる唯一の人でーー?
どうあがいても「運命」のふたりが愛を育む、美しき婚姻譚。
■著者プロフィール
忍丸(しのぶまる)
『異世界おもてなしご飯』(カドカワBOOKS)でデビュー。著作に「わが家は幽世の貸本屋さん」シリーズ(ことのは文庫)、『アラベスク後宮の和国姫』『花咲くキッチンー再会は薬膳スープと桜を添えてー』(ともに富士見L文庫)、『幽世のおくりごと 百鬼夜行の世話人と化け仕舞い』(ポプラ文庫ピュアフル)など多数。
すべて見る
新着の本すべて見る
30日間で人気のまとめ記事





すべて見る
小説のまとめ記事





すべて見る
おすすめのまとめ記事





すべて見る
漫画のまとめ記事





すべて見る
趣味のまとめ記事




