『「不安症」でもだいじょうぶ 不安にならない、なくすという目標は間違いです』原井宏明・松浦文香著は、不安症に悩む人に向けて、「不安を完全になくすことは目標にしない」という新しい考え方を提示する一冊です。著者は、不安を避けるのではなく「付き合い方」を学ぶことの重要性を解説し、具体的な思考の整理法や行動の工夫を紹介しています。読後は、不安を敵とせず、自分の感情を受け入れながら生活することが可能であると実感でき、心の柔軟性と安心感を得られる内容でした。
不安とうまくやっていける自分になれる!
いま、不安を感じる人が増えています。「こうなったらどうしよう」「ああなったらどうしよう」と連想ゲームのように次々と不安が生じ、日常生活に支障が出るほどになるのが「不安症(不安障害)」です。10人に1人がなると言われ、アレルギー体質と同じように、不安になりやすい体質(不安感受性)もあります。頭は不安でフル稼働し眠れなくなる悪循環に陥り、うつ病になることも珍しくありません。
しかし、行動を変えることで、不安は手なずけることができます。たとえば原因を探して不安をなくそうとするのは、むしろ不安を増やす行動。それを別の行動に置き換えることが大切なのです。本書はパニック症、社交不安症(対人恐怖)、病気不安症、ためこみ症、強迫症など様々な不安の病気やそのメカニズムの解説とともに、自分でできる対処法、そして不安症の家族に巻き込まれないための付き合い方を伝授。不安にとらわれず、人生を楽しめるようになれます!
第1章 なぜ不安が止まらないのか
第2章 不安に関連する心の病気
第3章 不安になるメカニズム
第4章 不安をめぐる勘違い
第5章 自分でできる不安への対処法
第6章 不安になりやすい人との上手な付き合い方
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