ありがとう
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変な絵をかかれた「雨穴」さんの初めての長編小説です。
絵がテーマなのですが、
「怖い話で出てくる絵」という偏見の目で見ているのも
あると思いますが、どの絵も不気味で最初から
警戒しながら読み進めてしまいました。
とあるブログに投稿された絵の謎が解けたとき
1度目の背筋がひやっとする感覚を味わいました。
読みながら展開の予想をしつつ、
最後に点と点だったひとつひとつの絵が繋がりあった時の
ぞわっとする感覚、これぞ雨穴さんの作品と感じました。
心理額を学んでいたため、心理士の描写が描かれたところは
現実にもありそうで、ホラーとは違った意味でも
恐怖を感じ、ぞくぞくしました。