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「だいくとおにろく」は勇気・知恵・責任が交錯する昔話の力強さを感じさせる絵本です。橋を架けるという村人の願いと、鬼との約束という危機がほどよく緊張感を生み、大工の機転が光る展開。赤羽末吉の絵は怖さだけでなく鬼の哀愁も匂わせ、目玉を取られるかもしれないという恐怖にリアリティを与える。読み聞かせで子どもの想像力とセンスを刺激する、教訓と物語性が両立した一冊です。
川に橋をかけようとする大工とその川に住む鬼のユーモラスなやりとり、民話の語り口を生かした文章、日本の伝統的な美しい絵、すべてが子どもを満足させます。
「だいくとおにろく」は勇気・知恵・責任が交錯する昔話の力強さを感じさせる絵本です。橋を架けるという村人の願いと、鬼との約束という危機がほどよく緊張感を生み、大工の機転が光る展開。赤羽末吉の絵は怖さだけでなく鬼の哀愁も匂わせ、目玉を取られるかもしれないという恐怖にリアリティを与える。読み聞かせで子どもの想像力とセンスを刺激する、教訓と物語性が両立した一冊です。