物語の舞台は
大阪・心斎橋から近いエリアにある「空堀商店街」。
そこには、兄妹二人で営むガラス工房があります。
兄の道(みち)は「みんな」ができることが出来ず
曖昧な表現でわかる普通の子がすごいと思って生きてきました。
妹の羽衣子(はいこ)は、何事もそつなくこなせますが、
突出した「何か」がなく、自分の個性を見つけられずにいました。
正反対の性格である二人が、どのようにガラス工房を営んでいくのかの
物語です。
突出した才能も何事もそつなくこなせること、
どちらもすごいことですが、他者から評価されやすいのは
突出した才能のほうだと思います。
だから、自分で自分のことを認め、
肯定できることが大事なんだろうと感じました。
肯定できる自分になれるまで努力し続けるしかないのだなと
感じました。