75巻といえば、今やすっかりレギュラーのようなポジションにいる安室透の初登場回『プライベートアイ』が収録されている巻です。
100巻を突破した今から振り返ると、まだキャラクターの定まっていない感じがあって面白いです。
それまでの流れがあってのこととはいえ、かなり容赦のない雰囲気で容疑者を追い詰めようとするので、私の第一印象としてはあまり良いものではありませんでした。
まさかここまで人気が出ることになるとはな…と、この頃を考えるとそう思います。
それにしてもなぜ探偵として活動していたのか、そもそもどういう経緯で依頼を受けることになったのかは知りたいところです。
この事件は毛利探偵に起きていてほしかったので、そこは少し残念。
他に、『千葉刑事の初恋の人』の回も収録。
由美さんと一緒にいる女性が初恋の人だと気付かない千葉刑事を、探偵団が応援するというのが面白いポイント。灰原の毒舌にも注目です。