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【「いくつになっても女でいたい」まるで、加齢とともに違う生きものに変身する人間がこの世にいるような物言いである】
「女に生まれたからには」につづく言葉を述べよ。本作にもあるとおり、こう尋ねられたら私も戸惑うと思う。答えは人それぞれで、きっと正解はない。なのに、世間が思う「女はこうあるべき」という価値観にとらわれて、時には押し付けられて、私たち女はどこか居心地の悪さを感じながら生きているのだ。本作はあえて男性にこそ読んでほしいなぁ。ろくに話し合いもせず、ただ一言「これだから女は怖い」と捨て台詞を吐く前に。