ありがとう
0
「おばけの花見 (内田麟太郎の行事えほん)」の読書感想文をご紹介します。
本書を読み、おばけたちが夜の桜の下で楽しそうに過ごす様子が目に浮かぶようでした。
普段は少し怖いイメージのあるおばけですが、この絵本の中では、お団子を食べたり、歌を歌ったりと、私たち人間と変わらない花見を楽しんでいるのが面白い発見でした。
特に、ちょうちんの灯りに照らされた桜が、昼間とは違う幻想的な美しさを見せている場面が印象的でした。
山本孝さんの描くおばけたちの表情も豊かで、それぞれの個性が光っていました。
この絵本を通して、おばけも自然の美しさを愛でる心を持っていることを知り、なんだか親近感が湧きました。
夜桜の静けさの中で、おばけたちと一緒に花見をしているような、不思議であたたかい気持ちになれる一冊でした。