ありがとう
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トイトレを卒業した男の子。でもトイレの前後でちょっぴりもれてしまって、いつもおかあさんに怒られます。
ちょっぴりなんだからいいじゃないか、といじける男の子。
ある日ちょっぴり漏れてしまった時に、おかあさんに見つからないよう、パンツが乾くまでお散歩に繰り出します。
ズボンを履いていれば、もれたろうなことはみんな気が付かない。
もしかしてみんなも隠れているだけでもれたろうなんじゃ?
なんて思いながら歩く男の子がかわいいお話。
大変なトイトレを乗り換えて、怒らず頑張ってきたであろうお母さんが怒る気持ちもちょっとわかるし、ちょっぴりならいいじゃないかといじける男の子の気持ちもわかる。
親子の気持ちの描写が上手なヨシタケシンスケさんの、文章とやさしいイラストに癒される絵本です。