1ページ読むごとに、何かが学べる感じがする。こういう本も読んでおかないといけないなあと感じた。先人たちの努力に学び、僕たちも日本を良い国にしていきたいなと、自然に思える作品。意外に読みやすいので学生さんにもおすすめ。
少し前にNHKで再放送されたドラマの原作。(一)は後に軍人となる秋山兄弟と正岡子規の伊予での時代から、それぞれが上京して、弟の真之が海軍の道を選んで、子規と一緒だった東京大学予備門(後の第一高等学校)を離れて別の道を選ぶことになった辺りまでである。
この作品の執筆にあたって、司馬遼太郎は正岡子規を描きたくて、秋山兄弟にもスポットを当てることにしたそうだが、子規との関係、兄との関係の真ん中にいる弟真之が主人公である印象。












