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パンが主人公というユーモラスで大胆な昔話。おだんごぱんは焼きたての温かさ、冷えるまでのそわそわ感、そして逃げ出す勇気と歌の朗らかさを持ち、聞き手をぐいぐい物語に引き込む。繰り返しのフレーズがテンポよく、動物たちとの出会いでハラハラしつつ、キツネとの結末にぞっとする余韻あり。瀬田貞二の訳と脇田和の絵が、素朴でありながら印象深く、子どもも大人も楽しめる名作。
ロシアからヨーロッパに広く伝わる昔話です。かまどからとびだしたおだんごぱんは、おじいさん、おばあさんや動物たちから、次々とうまく逃れてゆきますが……。
パンが主人公というユーモラスで大胆な昔話。おだんごぱんは焼きたての温かさ、冷えるまでのそわそわ感、そして逃げ出す勇気と歌の朗らかさを持ち、聞き手をぐいぐい物語に引き込む。繰り返しのフレーズがテンポよく、動物たちとの出会いでハラハラしつつ、キツネとの結末にぞっとする余韻あり。瀬田貞二の訳と脇田和の絵が、素朴でありながら印象深く、子どもも大人も楽しめる名作。