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タイトルから吸血鬼ネタに関する話なのかなと思ったら洋モノネタの短編集だった。この中だと「マタ・ハリ嬢の復活」が一番お気に入り。血で定められた意志というか、運命というか、逃れられない何かがあるということを思い知らされる。「青銅の顔の女」のアニイも強い女性像という感じでキャラクター性に惹かれた。全体的には、女性キャラの強烈さがすごい。
ルーマニアのトランシルバニア地方に隠れ住み、恐怖の黒ミサを行う邪教集団とは。現代の吸血鬼の恐怖を描く表題作「吸血の祭典」、ローマの都で権勢を誇ったボルジア家は、毒薬を用いるのを得意としていた…色欲と権力欲にとり憑かれた一族の骨肉相喰む争いを描いた「ボルジア家の毒薬」等、本格ミステリの巨匠が、古今東西の実話に材をとった、異色の怪奇犯罪小説集。単行本未収録作品を含む全18篇を一挙に収録、江戸川乱歩が絶賛した歴史推理の傑作「ロンドン塔の判官」を加えた決定版。
タイトルから吸血鬼ネタに関する話なのかなと思ったら洋モノネタの短編集だった。この中だと「マタ・ハリ嬢の復活」が一番お気に入り。血で定められた意志というか、運命というか、逃れられない何かがあるということを思い知らされる。「青銅の顔の女」のアニイも強い女性像という感じでキャラクター性に惹かれた。全体的には、女性キャラの強烈さがすごい。