ポスト鬼滅の刃となる作品はどれだ!?
そんな空気感が世間で漂う中、鬼滅の次に話題になったジャンプ漫画が本作です。
果たして呪術廻戦は鬼滅の刃と比べるとどのくらい面白いのか?
結論から言うと、この作品はしっかり負けないおもしろさを持った傑作です。
主人公である虎杖悠仁は、祖父が最後に残した言葉に従い、人を助けて正しく死ぬことを誓います。そんな時、学校に呪いの化け物である呪霊が現れ――というのが冒頭のあらすじです。
このお話の見どころは、2話目にして『主人公の死が確定』しているところですね。
主人公の死亡が最初に運命づけられた作品というと、同じジャンプ漫画だと暗殺教室を思い出します。
しかし、暗殺教室には殺せんせーの他に、人間側の主人公である渚がいたのに対し、本作の主人公はあくまで悠仁一人だけ。
つまり主人公の 死 = 物語 の終わりという要素が、暗殺教室よりさらにシビアになっています。
鬼滅の刃もそうでしたが、最近のジャンプ漫画は過去作から面白い要素を抜き出してより磨き直すのが、本当に上手くなっていると思います。
子どもたちを導く存在として、呪術高専の教師たちがかっこいい大人として描かれているのも、NARUTOなどの作品から影響を感じられて、とても好印象ですね。
この『かっこいい大人』要素が見事に当たり、教師キャラの五条悟が人気になっているのも納得です。
最新のジャンプ漫画の進化を感じられる作品として、
子どもたちだけでなく、一度ジャンプから離れた大人たちにも手に取ってもらいたい作品です。