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難しかったが、ソクラテスの細かいほどまでに公平さ求める姿があったからこそ、死刑となっても語り継がれるのだろうな。いや、死刑になったから余計語り継がれたのか?ソクラテスとクリトンのように、私も問答してみたかった。
自己の所信を力強く表明する法廷のソクラテスを描いた「ソクラテスの弁明」、不正な死刑の宣告を受けた後、国法を守って平静に死を迎えようとするソクラテスと、脱獄を勧める老友クリトンとの対話よりなる「クリトン」。ともにプラトン(前427-347年)初期の作であるが、芸術的にも完璧に近い筆致をもって師ソクラテスの偉大な姿を我々に伝えている。
難しかったが、ソクラテスの細かいほどまでに公平さ求める姿があったからこそ、死刑となっても語り継がれるのだろうな。いや、死刑になったから余計語り継がれたのか?ソクラテスとクリトンのように、私も問答してみたかった。