ありがとう
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【関係ない人達に優しくできる程、私はできた人間じゃない】
ラストにクリフハンガーもあり、濃密な内容の2巻。体育祭を機に絆が深まった主要登場人物4人。そして、真澄の告白。今回は特に真澄の“普通”ではない自分への戸惑いや行き場のない感情が繊細に描かれていて、読んでいて胸が締め付けられる。このマンガ、キャラクターそれぞれの内面が深いところまでしっかり細かく表情に描かれ言語化されているので、どの人物にも感情移入しやすく、物語の世界にどっぷり浸りたくなる。また、切ない心情を綴る叙情的なモノローグも効いていて◎。