購入前にまず思ったのが「タイトルが長い!」でした。
しかし、タイトルからは内容が連想できなかったこともあり、気になって購入に至りました。
物語の主人公は、少年漫画のようなヒーローではありません。
この作品は、主人公が「ぼっち」であるという、今までに類を見ない主人公であると言えるのではないでしょうか。
一方で、この作品は主人公が「ぼっち」だからこそ最大の魅力となっていると言っても過言ではないでしょう。
主人公の「ぼっち」を起点に様々なストーリーが展開されていきます。
「奉仕部」という部活に入ることとなりますが、活動を通して様々な問題と対面していきます。
そこで注目すべきは、彼のぼっちならではの考え方や発言です。
一見卑屈にとらえることもできますが、的を射ているものが非常に多く、妙に共感できてしまって笑ってしまいます。
また、ヒロインも複数出てきますが、可愛いだけではなくどの子も一癖あるキャラクターですので見ていて飽きません。
学校生活を起点として物語は進んでいきますが、思春期ならではのストレートに考えられない思考が作品を通してひしひしと伝わって来ます。
単純な青春ラブストーリーではないところが、見ていて飽きずに気になってしまう良い作品です!