大人気シリーズ11ぴきのねこの最初のお話。
ねこたちのわちゃわちゃ感が楽しいのです。
わが家は最初に『11ぴきのねことあほうどり』を読んでいたので、いたずら→こらしめられるの流れが学びになっていいな、と思って読んでいました。
この一作目は、出てくる大きな魚が「なんだかかわいそうだったな…」という印象でした。
悪いことしたら返ってくるから気をつけなさいよ、と教えるために読むなら、あほうどり、へんなねこがオススメです。
とはいえ、お話自体はおもしろいです。
ねこたちの自由な感じ、とらねこたいしょうがそれをまとめ、団結して一つの目標に向かって頑張る流れが素敵です。
11ぴきのねこたちが魚を探して湖を大冒険!
ゆるいタッチのおかげで困難な状態が描かれていても、肩の力を抜いて読めるのが良かった。
団結力、リーダーシップ、アドバイスを受ける色々な人生の教訓が含まれていて深いお話だった。
とぼけた表情の11ぴきのねこたちが繰り広げる冒険物語。大きな魚をみんなで力を合わせて捕まえようとしますが、最後にはやっぱり“ねこらしいオチ”が待っています。繰り返しのリズムやユーモアたっぷりの展開は子どもに大ウケ! 読み聞かせの場でも笑いが絶えず、世代を超えて愛されてきた理由がわかります。親子で声をそろえて読むと楽しさ倍増の名作絵本です。