『フランケンシュタインの精神史 シェリーから『屍者の帝国』へ』(小野俊太郎)は、フランケンシュタインという物語が時代を超えてどのように読み継がれ、変容してきたかを丁寧に追った学術的かつ魅力的な一冊でした。メアリ・シェリーの原作から、現代日本文学に至るまでの思想的系譜をたどることで、「生命」「技術」「倫理」といった普遍的テーマがどのように受け継がれてきたかが明確になります。特に、科学の進歩と人間の傲慢さに対する警鐘を、文化的文脈の中で読み解く視点が印象的で、作品の深い精神的影響力を改めて実感しました。
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発売日: 2015年08月19日
発行元: 彩流社
フランケンシュタインと日本SF の相関をさぐる文化論!
200 年前に書かれた『フランケンシュタイン』が提示する
問題系の現代的な意義=「つぎはぎ」「知性や労働の複製」
「母性をめぐる解釈」などをめぐり、日本の戦後SFへの継承をたどる!
小松左京、光瀬龍、荒巻義雄の第一世代、
田中光二、山田正紀の第二世代をへて、
第三世代以降の伊藤計劃や円城塔へどのように繋がっているのか?
※2015 年秋上映予定の映画『フランケンシュタイン』、
そしてアニメーション映画、伊藤計劃・円城塔原作の『屍者の帝国』
の上映にあわせての刊行!
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