「オリンポスの郵便ポスト」の読書感想文をご紹介します。
藻野多摩夫さんといぬまちさんの共作『オリンポスの郵便ポスト』、本書の神話の世界と現代が交錯するユニークな設定に、ページをめくる手が止まりませんでした。
個性豊かな神々と、どこか懐かしい雰囲気の漂う郵便局の描写が、想像力を掻き立てられます。
手紙を通じてそれぞれの想いが交わされる様子は、温かく、時に切なく、心に深く染み入りました。
日常の中に潜む非日常、そして変わらない大切な気持ちを教えてくれる、素敵な物語でした。
第23回電撃小説大賞《選考委員奨励賞》受賞作品!
火星へ人類が本格的な入植を始めてから二百年。この星でいつからか言い伝えられている、ある都市伝説があった。
オリンポスの郵便ポスト。太陽系最大の火山、オリンポス山の天辺にあるというその郵便ポストに投函された手紙は、神様がどこへでも、誰にでも届けてくれるという。
ーーそう、たとえ天国へでも。
度重なる災害と内戦によって都市が寸断され、赤土に覆われたこの星で長距離郵便配達員として働く少女・エリスは、機械の身体を持つ改造人類・クロをオリンポスの郵便ポストまで届ける仕事を依頼される。火星で最も天国に近い場所と呼ばれるその地を目指し、8,635kmに及ぶ二人の長い旅路が始まるーー。
「オリンポスの郵便ポスト」の読書感想文をご紹介します。
藻野多摩夫さんといぬまちさんの共作『オリンポスの郵便ポスト』、本書の神話の世界と現代が交錯するユニークな設定に、ページをめくる手が止まりませんでした。
個性豊かな神々と、どこか懐かしい雰囲気の漂う郵便局の描写が、想像力を掻き立てられます。
手紙を通じてそれぞれの想いが交わされる様子は、温かく、時に切なく、心に深く染み入りました。
日常の中に潜む非日常、そして変わらない大切な気持ちを教えてくれる、素敵な物語でした。